第十七話さて、どうやってあやつをこらしめようか。我の戯れの邪魔をする愚かな蛇。 我の玩具にしてやろうか。それとも、我の糧となってもらおうか。あぁ、楽しみだ。 我の計画を邪魔する者は、たとえ、仲間とて容赦はせぬぞ。 第十七話 ~戯れ~ は~い、実況中継しているのは、皆のアイドルの夜月ちゃんでぇ~っすvv << キショイ; ウザイ管理人は放って置いて、只今、シカとテマリちゃんの試合中でっす♪ もち、戦っているシカは影分身でございます~ 手抜きですねぇ~ 手抜きですよ~ シカ曰く『弱い相手(女等)は影分身で十分だ』だそうですぅ~ 男女差別ですね~ 私の試合はサスケ vs 我愛羅の前だそうです~ 次ですね~ ハッキリ言って面倒ですぅ~ だって、雑魚じゃん? 「はぁ、雑魚なんか影で十分かぁ。私も影にしよっかな~」 「やめろ。お前、影苦手だろうが」 「うっさい、ナル;」 悪かったね苦手で! 私だって完璧な人間じゃないんだっ ってか、人間じゃないんだけど とにかく、完璧じゃないの! 私は普通なのっ << 普通じゃないだろ; 「思想に耽っている所ワリィんだが、お前の試合だぞ」 「あ、シカおかえり~ 私の試合か~ シカ代わりにやんない?」 「馬鹿なこと言ってないで早く行け」 私はナルトに押されて下に落ちた。着地してナルト(今は変化中 / 影分身は別)を思いっきり睨んだ。 『後でお仕置きしてやる』と恨みがましい眼で見て、対戦相手を見る。その相手を見て後悔した。 見た目で判断してはいけないと言うが、コレを見たら絶対言いたくなると私は思う。 相手は、木の葉丸の友達であるウドンにそっくりだ。ハッキリ言って凄く弱そう。 まぁ、私の基準は火影より弱かったら全員『弱い』という枠に入るのだが。 これは流石に弱すぎだろう。 「仕方ない。さっさと終わらせよ」 「余裕ですね」 「だって、アンタ弱そうだし。ってか、弱いだろ」 ウドン似の忍びは下忍が出せる筈の無いほどの殺気を私に放つ。よく見て見たら額宛のマークが音符だ。 という事は、コイツは大蛇丸の部下という事だ。 良い見せしめになる。大蛇丸を殺る前にコイツでデモンストレーションでもするか。 そうときまったら、行動あるのみっ 私は片手をウドン似の忍びに向けて術を発動させる。 「“闇遁 封身襲の術”」 相手の忍びの前にブラックホールの様なものが現れた。そして、相手の忍びを取り込もうと 吸い込み始める。私は外に被害が出ないように、ブラックホールと相手の忍びの周りに 結界を張った。吸い込む威力はどんどん増していく一方。 「くっ っ」 「ほらほら、降参しないと...........死んじゃうよ?」 くっ、と喉を鳴らして低く嗤う。いつもの私じゃない行動にナルトとシカが慌てているのが分かる。 念話で【もうやめろ】と言ってきているが、無視する。術の威力を上げて、相手を吸い込む。 「うわぁぁぁあああぁぁぁああぁぁあ」 相手は当等ブラックホールに吸い込まれていった。場内に悲痛な叫び声が木霊する。 私は術と結界を解いた。そして、試験管を見る。試験管はハッとし冷や汗を流しながら勝者の名前を言う。 「勝者、天紫 夜月!!」 このとき、誰も予想していなかった。夜月があんな行動を取る事を。夜月にとっては それは戯れ程度。しかし、木の葉にしてみれば、それは脅威の対象となる。 さぁ、夜月はどうするのだろうか。ナルトとシカマルはその夜月の姿を見てどう想うのだろうか。 それは、誰にも分からない。分かっているのは、とてつもない事が起こるだろうという事のみ。 06/02/25 ジャンル別一覧
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